傘と冬コート
20081109133405
黒い傘を右手に持って、膝まである長い丈の冬コートを着た50代の男性が、曇り空を真っ直ぐ見てる。


人を喜ばせたいという気持ちが、街や料理の味や香りを2倍にも3倍にも彩り豊かにしてくれる。


一昨日の夜は、9時過ぎに友達と恵比寿で待ち合わせて、スタンディングバーで飲んだの。お店は小さいけど、賑わっていて、カウンター近くに豚の薫製がぶら下げられていて、そこからオーダーを受けるたびにお肉が削ぎ落とされる。

私たちは、白ワインを頼んで、お通しのチーズと鰯を味わいながら、この一週間の話をした。


あの人のあの言葉はどういう意味を持つのかな。


ああなのかな。こうなのかな。



野菜スティックのディップは、ガーリックマヨネーズ味。
さっぱり食べたくてお塩を頼んだ。


女の子の話は12時過ぎても尽きることがないから、魔法を解かす必要もないし、とゆうことでおうちにお泊まり。

髪をドライヤーで乾かしながら、お布団の上で、こんな女性になりたいな、とかイイ香りのアロマオイルの話、仕事の話。

すやすや眠りが近づいてきて、大学のとき各国旅行に行ったときと同じように、安心して寝た。


朝は、私が少し早く起きて、和洋混合にになっちゃったけどお味噌汁とトロロ海苔ごはんと、卵焼きとサラダと、フルーツヨーグルトを出す。

私は、友達の弾くピアノの音が大好きだから、食器洗いしてる間ピアノを弾いてもらったの☆

朝10時の、アヴェ・マリア、月の光。クラシックバレエでいつも踊る、名前の知らない軽やかな曲。

なんて曲だっけ?
あれ、忘れちゃった。
可愛い曲だよね。
うん、好き☆

自然体で幸せな友達と過ごす時間。

その日の夜は、その友達の紹介で行けることになった劇団四季のとある劇。

会社の友達と行く、みんなこの仕事を選ぶだけあって、映画・劇・ミュージカルとか大好き。自由劇場は、紫と黒を基調としたシックな劇場で、イギリスの古い感じのいいホテルみたい。

ふかふかした椅子に座って、少し話をしてたら、幕が上がった。

俳優さん達の通る声が、劇場内に響き渡る。

『間』に、不自然さが生まれた瞬間に、劇は流動性を失い硬化し、世界感そのものが崩れてしまう。
一言の、一音の、呼吸一つで。


とっても脆い、生き物。


掴みきれない『人間』というものを、ある人間が脚本で描いて、ある違う人間が演じて、違う人間が見て感じる。
【2008/11/09 13:32】 | FEEL |
being on the road


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Author:yukko96
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