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陣痛から赤ちゃんが生まれるまでのこと
◾️陣痛の始まり

夜の1時ごろトイレに行きました。

(妊娠中は、いつも1時間に一度くらいトイレにいきます。)

少しお腹が痛みがあるようで、トイレで様子を見ていましたが、なんだかちょっといつもと様子が違うことに気づきました。

生理痛の少し重いような痛みが来ている感覚です。「陣痛なう」というアプリで時間を測ってみると5分6分4分とばらつきがあるが確実に繰り返しきていることに気づき、

「陣痛だ」冷静にそう思いました。

そこで、注文しようとしてECサイトの買い物かごにいれていた商品(赤ちゃんの肌着など)を注文しました。

寝ている夫に「陣痛きたかも」とひと声かけたら、「来た⁈」とすぐに反応してくれました。

時間は1時20分ごろ。

産婦人科に連絡し、陣痛が来ていることとすぐに病院へ来てくださいとのこと。30分以内に到着することを伝えてました。

実はその日のうちに、入院荷物を整理していたため、すぐに出発できる状態になっていました。

夫は仕事関連の荷物や着替えなどに少し慌てていました。

母に電話し、「陣痛が始まったから夫と一緒に行くよ」と言うと「わかった、がんばってね」と優しく言ってくれました。

夫も着替えをして自分の荷物をまとめていよいよ出発のとき。まだ余裕があったので記念写真などを撮りました。夫が全て荷物を持ってくれたのですが、何せ私の大きなボストンバック2つと自分のキャリーバックなどで、

今にも落ちてしまいそう。

ボストンバックから荷物がこぼれ落ちました。

同時に、母が来てくれて、荷物を1う持って病院へ向かいました。

既に相当なお腹の痛みが…!「陣痛って痛いんだね」と言いながら1時50分ころ産婦人科に到着。入り口とインターホンのチャイムを鳴らし、そのまま診察を終えて、入院の部屋に通してもらいました。

先生から、このまま陣痛の様子を見て、朝まだ準備が整ってなかったら促進剤などを飲んで出産しましょうとお医者さんから言われました。何はともあれ今日が勝負なのだと感じました。

お部屋に着いたのは2時10分ごろ、赤ちゃんの心拍とお腹の収縮度を測るモニターをつけました。約4 ~5分ごとに収縮が始まっていますが、お医者さんからは「まだそんなに強くないね」と言われて、『え、これが強くないの?』と心の中で思い愕然。まだ先が長いんだと感じます。もうこの時点で、来る痛みは人生の中で最大の腹痛をゆうに超えていました。

◾️強くなる陣痛

5分間隔なのだけど、とにかく痛みが来ているときは息をすることしかできません。

息するだけで痛みが増すような。

よくテレビなどで妊婦が「痛いー!」と叫んでいますが、私には声を出すことなんて到底無理でした。

とにかく吸って吐いてをひたすら続けるしかない状態です。

繰り返し5分間隔に来る痛みに対する恐怖が増します。夫が手をつないでくれたり、飲み物をくれたりしますが、呼吸以外のことを少しでもするとより一層痛みがひどくなると感じ、「ありがとう、ごめんね、無理」というジェスチャーをしてひたすら呼吸法を続けました。
心配そうに見つめる夫。

その後まさに陣痛との戦いが開始。

もう痛いなんてもんじゃない。

レンガとかで殴られると死に直結しますし、信じられないほど痛いですよね?その痛みを軽く凌駕していました。

鈍器で腰を潰される感じ。

もう耐えられるものではありません。

だけど、側からみると私はただ息を吸って吐いている人。叫ぶことも、顔を歪ませることもできないほどの激痛と戦っていました。

叫んで痛みが消えればいいですが、体力が減るだけ。無駄な力は最小限に抑えたいというのもありました。

こんなに側に夫がいるのに、

吸って吐いてだけだとこの痛みが伝わらない、人生で1番大変な状態を共有したいと思ったので、

途中陣痛が来ていない時に痛さを夫に伝えるため、あえて苦しい顔もをしたり、「死にたい」「辛い」「陣痛やめたい」などと言葉で表現しました。
夫は私に励ましの言葉をくれました。

途中夫に陣痛アプリで陣痛の間隔の時間を測定してもらいました。

3時ごろより30分程度、夫が会社への引き継ぎメールをしていました。その間もひたすら陣痛の痛みに耐えます。夫が仕事をスムーズに引き継ぎができる日でよかった。

2-3分間隔で痛みが襲ってきます。モニターで山の大きさがわかるのが余計に恐ろしいです。

診察の朝5時までが途方もなく長く感じます。2-3分に一回なので、何度繰り返すのかと想像するだけで気が遠くなります。永遠に感じるほど時間が流れるのが遅い。

陣痛の間隔の時間は短くなり、陣痛の痛みが続く時間は長くなってきます。

痛みをただひたすら耐えるしかなく、陣痛が始まると、私は心の中で指揮者のようにカウントを取るようにしました。すると、「この程度のカウントで痛みが止む」というのが傾向としてわかってきました。あとちょっと、あとちょっと、と思いながら、耐えてきたのですが時間が経つにつれ、陣痛がどんどん長くなり辛くなってきたので、カウントを数えることもやめました。

4時ごろ助産師さんが部屋を訪ねてくれました。「痛いです」と伝えると、まだ少し弱いとのこと。『これが弱い⁈』驚きが隠せませんでした。診察の予定時刻は5時30分。

鈍器で腰を潰されながらマラソンを走るような、絶望的な長い時間でした。

痛みが来ると息を吸って吐いて。

呼吸が荒くなり、夫が心配してるかなと思ってチラと夫の方をみると、眠さでコックリコックリ。人生最大の痛さと戦う私と、眠さと戦う夫のコントラストが何とも絶妙でした。笑
夜通しサポートしてくれているので、疲れているのも当たり前です。

5時になると助産師さんがきて、診察とのこと。

助産師さんが夫に対して休んでてくださいと声をかけました、私は分娩室へ。

痛みがあるときは一切動けないので、止まりながら、体を引きずるように進みました。

赤ちゃんの様子を見たお医者さんは「入口はいつ開いてきていて順調だね。でも、まだ破水もしてないし、赤ちゃんが下がってきてない。ハリもまだ弱いからもう少し待とう」とのこと。

私の絶望。いつになったらこの痛みから解放されるのか。。!陣痛促進剤を飲むことになりました。

6時ごろに部屋に戻ると寝ていた夫が迎えてくれました。夜中中看病していて、眠さで辛そう。「寝たほうがいいよ」と伝え、しばらくして「ごめん」と言った夫はベットに突っ伏して眠りました。

この後がとても辛く痛みはどんどんひどくなっていき、痛みを例えるならば重くてでかい石臼で、殺意をもって腰を砕かれるようなそんな感じでした、確実にやられている痛みです。

はじめは「消えない痛みはない」と心の中で唱え続けたただ徐々に痛みが長くなると心が折れそうになりました。

8時ごろに助産師さんが来てくれたので、「もう無理です、いきみの力も入ってきました」と伝えたところもう1回検診をしてもらえることに。

診察室で診てもらったら入口ほぼ全開と言ってもらえ分娩室にうつれることになりました。

◾️分娩室へ

ようやく…!心待ちにした分娩室。

早く次のステージにいきたい。

8時からモニターをつけ、もうちょっとでいきめるかとおもいきや、9時になってってもお医者さんが来ない。助産師さんに理由を聞いてみると入口がほぼ全開と言うものの、もういきみを初めて良い状態ではなく、赤ちゃんがもう少し下に降りてからいきみに進行するということでした。

私はもう次のステップに行けると思ってたので残念でした。徐々にいきみを抑えることご難しくなり、信じられないような痛みを感じるようになりました。

夫にテニスボールを少し押してもらったり、飲み物を出してもらったりしました。

痛くて痛くて、書いている今も思い出し痛みを感じてしまいそう。

ずっとポカリを飲んでいたからか吐き気ももよおしいて、時々夫にティッシュで吐瀉物を拭いてもらっていました。

全然下に下がってこない赤ちゃん。いきみの工程に行くまでが途方になく長い道のり。

「●さんすごい静かだね、我慢強いんだね」と助産師さんに言われました、痛みに強いというより、静かにするしかないんです。。

破水起こらないのを見かねたお医者さんが、ついに破水を起こしてくれて、ジャバっと暖かい水が出た感覚がありました。

まだいきみ逃しをしてくださいと言われ絶望的な気持ちでもありましたが、徐々にいきみが強くなってきたことを伝えると「じゃぁ出産の準備に入りましょう」と言われ心の底から嬉しかったことを覚えています。

出産の準備に追われている間も1分おきに来る尋常では無い痛みを呼吸でのがしながらいきみのタイミングが来るのを待っていました。

ようやくいきんでもいいと言う許可が出たその後は、これまでと比べて大分楽になりました。

あの鈍器で腰を潰されるような痛みに耐えなくてもいいのですから。。

陣痛の痛みが来たら、1回大きく吸って吐いて、そしてもう一度大きく吸って息を止めて思いっきりいきむ。いきむときは息を吐く。いきむのは長ければ長いほど良い。

その後息が足りなくなったら一回吸ってまたいきむ。

んーーー!ぷはぁっ!んーーーー!フーフー

助産師さんにうまい「いきむの上手い、いきんだあとのリラックスの仕方がうまい」と褒められて、やり方か間違っていないのだと安心しました。口からはとめどなく出る唾と吐瀉物。

オットもそばで同じタイミングで息を吐いて吸ったりして、サポートしてくれます。

10時に羊膜を破裂させましたが、その後まだ赤ちゃんは出ていないそうです。何回かいきんでいるうちに、500円玉位の赤ちゃんの頭が見えると言われました。

「え、そんな手前にまで来てるの?」と思いながら、いきみ続けます。「そこまで来てたら、赤ちゃん息できなくない?」不安が募ります。

毎回、今度こそはこの回で赤ちゃんを出したいと思い必死でいきみます。

「あと一回とか二回で力んだら出るんですか」と聞いたら何度か繰り返ししているうちに出ると言われました。

痛くて何も手につかない時でも、「時間なので」と非情に渡される陣痛促進剤のお薬。

このときは辛かったです。時間きっかりに飲まなければいけないらしいのですが。

いきみの一回一回を無駄にしないように本気でいきみまし。バレエで使ったお腹の体幹を意識して、中から押せるように頑張らました。

まだ道のりは長く、終わりが見えません。

11時になってお医者さんが来て10時半ぐらいに出るかなと思ってたからちょっと遅いねと言われた。

お医者さんに、「ちょっと入り口が狭いからに切開しますね」と言って大丈夫ですと答えました。切開すると血の温かさを足に感じました。

そして「吸引しますね」も言われ、「はい」と答え、「お腹をおします」と言われ、「はい」と答えました。赤ちゃんが出るならなんのその。

陣痛がきました、ここが勝負だと改めて心に決めて、そこでもう一回力を込めて、いきんだところ、お股の中に何か出ていることを感じ、その瞬間に赤ちゃんが目の前に出てきました。

◾️生まれる

「生まれた!」と声が出ました。お顔を見た。ずっと心配していたもなく裂傷もなく、おめめが大きい子でした。一目見て夫に似てると思いました。

見えた瞬間、オギャーオギャーと赤ちゃんが泣きました。

赤ちゃん拭きますねと言われて、体から離されました。

そしてその後、お医者さんに切開部分を縫われている間、私と夫は興奮状態で「生まれた」「生まれた」と確かめ合いました。

切開を縫うときの痛みは結構いやでした、このような痛みにはちょっと弱いようです。

しばらくしておくるみに絡まれた赤ちゃんがやってきました。胸の上でカンガルー抱っこします。

目を開けて私の方を見てる、笑った?、なんて可愛いんだろう、すごく落ち着いてる。

可愛い、ほんとに可愛い赤ちゃんと目があったと笑っていました。

じっと見ていても飽きません、赤ちゃんぎ少し泣きそうになりましたが、ほっぺを触ると泣きやみました。可愛い。

お肌が柔らかくフニフニしていました。

夫が触る喜んでいました。その後、母も入ってくれて、大事に抱っこしてくれました。

その後3時間も抱っこできて、私なんとも言えない幸福感を感じていました。

12時に、「赤ちゃんのおっぱいあげてみましょう」と言われました。

ふと気づくと両方の胸から母乳が出ていて驚きました。「じゃあ吸わせてみましょう」と^助産師さんがいろいろサポートしてくれ、左におっぱいは吸ってもらうことができました。

このときの感動。飲んでくれた、可愛いちっちゃい赤ちゃんがおっぱいをチュッチュと飲んでいる。

むずがゆいような、不思議な感覚。

何と言う幸福感、意外なほどに強い力で飲んでいて、噛まれてる感覚が伝わります。

続いて右のおっぱいもチャレンジ、こちらもしばらくして成功しました。

可愛い子。しばらくすると眠気が増しているのか時々吸うのをやめてしまいます、そのたびにほっぺを触って起こしてあげるとまた吸い始めるのが、またとても可愛いのです。

夫にそばにいてくれてありがとうと改めて感謝を伝えました。

10時間、そして妊娠から今まで10ヶ月間毎日どんなときも支えてくれてありがとう。

私たちは赤ちゃんに会うことができました。

生まれてきてくれてありがとう。
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【2018/02/16 18:15】 | 妊娠・子育て | トラックバック(0) | コメント(0) |
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